

営業利益って英語でなんていうんだろう?

営業利益は英語で、「Operating income(オペレーティング インカム)」といいます。
この記事では、営業利益の英訳以外にも、以下について解説していきます。
- 営業利益の英訳
- 営業利益の計算方法
- 営業利益の決算書での開示について
営業利益を英語でいうと?

- Operating income(オペレーティング インカム)
- Operating profit(オペレーティング プロフィット)
- Income from operations(インカム フロム オペレーション)
※なんとなくでも読めるようにカッコ内にカタカナでの読みを入れています。すべて単数形の発音ですので、厳密に正しい発音ではありませんm(_ _)m
Income from operations(インカム フロム オペレーション)は直訳すると「営業からの利益」なので、こちらも営業利益です。
逆に営業損失となると、以下の表現になります。
- Operating loss(オペレーティング ロス)
- Loss from operations(ロス フロム オペレーション)

ここから先は英文会計の話になるので、少し難しくなります。英文会計の基礎を知りたい場合は、まずは以下の記事をぜひご覧ください。
>>【【英文会計入門】海外で経理として働くための知識を解説】
営業利益の計算方法

- Sales(セールス):売上
- Cost of sales(コスト オブ セールス):売上原価
- Selling, general, and administrative expense(セリング ジェネラル アンド アドミニストレイティブ エクスペンス):販売費及び一般管理費(略称:販管費)
つまり、営業利益の中身をざっくり説明すると、「売上から販売までにかかったあらゆるコストを差し引いた後に残った分」のことになります。
コストより売上のほうが大きければ利益、売上よりもコストのほうが大きければ損失ということです。
売上総利益、営業利益、純利益はそれぞれ何が違うの?

- 売上総利益
- 営業利益
- 純利益
財務や経理に関わる人だけでなく、すべてのビジネスマンが理解してて損はないと思います。
上ですでに営業利益については解説したので、ここでは売上総利益と純利益についてカンタンに説明します。
売上総利益

売上総利益や計算方法については、以下の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
>>【英語で「原価」とは?原価を計算するメリット】
純利益
※厳密には、税引き前純利益、税引き後純利益がありますが、ここでは税引き前純利益として解説します。

知らない単語多いし、計算式が長くて全く分からない…
もっとカンタンにまとめると、純利益とは「全ての売上や収益を足して、そこから税金以外の全ての費用を差し引いて残った分」と考えてもらってもいいと思います。
英語では、Net loss(ネット ロス)といいます。
営業利益の決算書での開示について

まず初めに、営業利益はPL(損益計算書)で開示されます。

前述したように、営業利益の計算式は「営業利益=売上ー売上原価ー販管費」となります。
上のようなPLの開示方法はUSGAAP(米国会計基準)に基づいたものになりますので、主に米国企業の決算書で見られることが多いです。
日本でも上記と同じように営業利益がPLで開示されます。
ちなみにIFRS(国際会計基準)では、営業利益がPLで開示されません。
(営業利益=売上総利益-販売費-管理費)
まとめ

- 営業利益は英語で、
- Operating income
- Operating profit
- Income from operations
- 逆に営業損失は、
- Operating loss
- Loss from operations
- 営業利益の計算式は「営業利益=売上ー売上原価ー販管費」
- 営業利益と売上総利益、純利益との違いはそれぞれ、
- 売上総利益=売上ー売上原価
- 純利益=全ての売上や収益を足して、そこから税金以外の全ての費用を差し引いて残った分。
- USGAAPでは営業利益が決算書のPLで開示されるけど、IFRSでは開示されない。
会計に関する英単語がこの1冊にまとめてあるので、手元にあると便利です。興味があればご覧になってください。