交通費を英語で?【海外で役に立つ会計英語をカンタン解説】

たぬき

交通費って英語でなんていうんだろう?


tanuki

交通費は英語で、「Transportation expense」といいます。
この記事では、交通費の英訳以外にも、以下について解説していきます。

本記事の内容
  • 交通費と旅費の違いについて解説
  • 交通費の帳簿のつけ方を解説
  • 決算書では交通費はどこで開示されるのか?を解説
本記事を書いている私のカンタンな自己紹介は以下のとおりです。

たぬきの経歴
【2011年】アメリカの大学卒業後、USCPA試験に合格。
【2012年】シンガポールの中堅監査法人に就職し、中小~上場企業の監査を担当。
【2015年】会計記帳サービスを中心としたバックオフィス業務を提供するシンガポールの別会社へ転職し、現在に至る。

交通費を英語でいうと?

交通費を英語でいうと?
交通費を英語で表現すると、以下の言い方があります。

交通費の英訳(カタカナ発音)
  • Transportation expense(トランスポーテーション エクスペンス)
  • Commuting expenses(コミューティング エクスペンス)

なんとなくでも読めるようにカッコ内にカタカナでの読みを入れています。すべて単数形の発音ですので、厳密に正しい発音ではありませんm(_ _)m

Transportationは「交通」という意味で、expenseが「費用」という意味ですので、合わせて「交通費」となります。

Transportationは交通手段全般を指しますが、Commutingは「通勤」という意味で職場までの移動に限定されます。

どちらも仕事に関わる移動手段として費用が発生するのであれば、交通費になります。

交通費の中身

交通費に含まれる費用の例として、以下のものが挙げられます。

交通費の例
  • 公共交通機関(例:バス、電車)
  • タクシー
  • 駐車場代
  • ガソリン代
また、交通費に関わる英語例として以下の単語がよく使われます。

交通費に関係して使われる英語例(カタカナ発音)
  • バス:Bus(バス)
  • 電車:Train(トレイン)
  • タクシー:Taxi(タクシー)
  • 駐車場:Parking(パーキング)
  • ガソリン代:Fuel/Petrol(フューエル/ペトロ)

交通費と旅費の違い

交通費と旅費の違い
旅費は英語でTravel expense(トラベル エクスペンス)といいます。

Travelは「旅行」という意味です。

交通費と旅費は似ているようですが、実際は少し性質が異なります。

旅費は主に出張に使われる費用(例:航空券代、出張先の移動にかかったタクシー代、レンタカー代)のことを指します。

カンタンな判断基準としては以下の通りです。

  • 交通費=自宅や職場から近いエリアでかかる移動費。
  • 旅費=自宅や職場から遠いエリアでかかる移動費。もしくは、遠いところへ移動する時にかかる費用。
なので、「自分が普段使う交通エリアから離れたかどうか」で、交通費と旅費のどちらで記録するかが決まります。

ちなみに旅費に関わる英語例として以下の単語がよく使われます。

旅費に関係して使われる英語例(カタカナ発音)
  • 航空券代:Airfare(エアフェア)
  • 宿泊費:Accommodation fee(アコモデーション フィー)
  • 旅行保険代:Travel insurance(トラベル インシュアランス)
tanuki

ここから先は英文会計の話になるので、少し難しくなります。英文会計の基礎を知りたい場合は、まずは以下の記事をぜひご覧ください。
>>【【英文会計入門】海外で経理として働くための知識を解説】

交通費の帳簿のつけ方

交通費の帳簿のつけ方
交通費は損益計算書(Profit or loss/PL)に出てくる費用です。

下の図はシンプルなPLです。交通費はDr.(貸し方)である費用に記帳されるので、その分費用が増えることになり、結果的に利益を減らすことになります。
PL(損益計算書)
複式簿記でみると以下の感じです。

【職場から取引先へタクシーで移動し、タクシー代を現金で支払った場合】
Dr. Transportation expense(交通費)
Cr. Cash and cash equivalents(現金及び現金同等物)
(Dr.=貸し方、Cr.=借り方)
この取引を図で表すと以下のようになります。
職場から取引先へタクシーで移動し、タクシー代を現金で支払った場合
交通費は費用なので、PLのDr.が増加します。支払いに使った現金は資産なので、貸借対照表(BS)のDr.が減少します。

決算書では交通費はどこで開示されるのか?

決算書では交通費はどこで開示されるのか?
ここからは実際の決算書では、交通費がどのように開示されているのかをご紹介します。

前述しましたが、交通費はPLに出てくる費用ですので、まずはPLを見ていきましょう。
Big4監査法人の一つであるPwCが公表している決算書の実例で確認します。

一般的に交通費は赤で囲っている「Administrative(アドミニストレイティブ)」に含まれます。Administrativeの意味は「管理」ですので、交通費は管理費に含まれることになります。

Administrativeの内訳はNote 5(注記5)で開示されているので、続いてそちらを見ていきましょう。

上の画像は注記5の「Expenses by nature(エクスペンス バイ ネイチャー)」です。Expenses by natureとは「性質別費用」という意味で、ここには売上原価や販管費などのほぼ全ての費用が開示されています。
赤で囲っている部分がTransportation expenseとして開示されているのが確認できるかと思います。

上の画像で表示されている勘定科目の日本語訳については、以下の記事で紹介していますので、よかったらご覧ください。
>>【販管費及び一般管理費を英語で?】

まとめ

まとめ
今回ご紹介した内容を最後にまとめます。

本記事のまとめ
  • 交通費を英語でいうと、
    • Transportation expense(トランスポーテーション エクスペンス)
    • Commuting expenses(コミューティング エクスペンス)
  • 交通費と旅費は異なり、「自宅や職場からの距離」で判断する。
    • 交通費=自宅や職場から近いエリアでかかる移動費。
    • 旅費=自宅や職場から遠いエリアでかかる移動費。もしくは、遠いところへ移動する時にかかる費用。
  • 交通費は費用としてPLに記録される。
  • 決算書での人件費の開示例
    • PL(損益計算書)→Expenses by nature(性質別費用)の順で開示例を解説しました。
今回は接待交際費の英訳・内訳について解説しましたが、会計用語の英訳をいつでもカンタンに確認したい場合には、以下の本がオススメです。
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