

交通費って英語でなんていうんだろう?

交通費は英語で、「Transportation expense」といいます。
この記事では、交通費の英訳以外にも、以下について解説していきます。
- 交通費と旅費の違いについて解説
- 交通費の帳簿のつけ方を解説
- 決算書では交通費はどこで開示されるのか?を解説
交通費を英語でいうと?

- Transportation expense(トランスポーテーション エクスペンス)
- Commuting expenses(コミューティング エクスペンス)
※なんとなくでも読めるようにカッコ内にカタカナでの読みを入れています。すべて単数形の発音ですので、厳密に正しい発音ではありませんm(_ _)m
Transportationは交通手段全般を指しますが、Commutingは「通勤」という意味で職場までの移動に限定されます。
どちらも仕事に関わる移動手段として費用が発生するのであれば、交通費になります。
交通費の中身
- 公共交通機関(例:バス、電車)
- タクシー
- 駐車場代
- ガソリン代
- バス:Bus(バス)
- 電車:Train(トレイン)
- タクシー:Taxi(タクシー)
- 駐車場:Parking(パーキング)
- ガソリン代:Fuel/Petrol(フューエル/ペトロ)
交通費と旅費の違い

Travelは「旅行」という意味です。
交通費と旅費は似ているようですが、実際は少し性質が異なります。
旅費は主に出張に使われる費用(例:航空券代、出張先の移動にかかったタクシー代、レンタカー代)のことを指します。
カンタンな判断基準としては以下の通りです。
- 交通費=自宅や職場から近いエリアでかかる移動費。
- 旅費=自宅や職場から遠いエリアでかかる移動費。もしくは、遠いところへ移動する時にかかる費用。
ちなみに旅費に関わる英語例として以下の単語がよく使われます。
- 航空券代:Airfare(エアフェア)
- 宿泊費:Accommodation fee(アコモデーション フィー)
- 旅行保険代:Travel insurance(トラベル インシュアランス)

ここから先は英文会計の話になるので、少し難しくなります。英文会計の基礎を知りたい場合は、まずは以下の記事をぜひご覧ください。
>>【【英文会計入門】海外で経理として働くための知識を解説】
交通費の帳簿のつけ方

下の図はシンプルなPLです。交通費はDr.(貸し方)である費用に記帳されるので、その分費用が増えることになり、結果的に利益を減らすことになります。

(Dr.=貸し方、Cr.=借り方)

決算書では交通費はどこで開示されるのか?

前述しましたが、交通費はPLに出てくる費用ですので、まずはPLを見ていきましょう。
Administrativeの内訳はNote 5(注記5)で開示されているので、続いてそちらを見ていきましょう。
上の画像は注記5の「Expenses by nature(エクスペンス バイ ネイチャー)」です。Expenses by natureとは「性質別費用」という意味で、ここには売上原価や販管費などのほぼ全ての費用が開示されています。
赤で囲っている部分がTransportation expenseとして開示されているのが確認できるかと思います。
上の画像で表示されている勘定科目の日本語訳については、以下の記事で紹介していますので、よかったらご覧ください。
>>【販管費及び一般管理費を英語で?】
まとめ

- 交通費を英語でいうと、
- Transportation expense(トランスポーテーション エクスペンス)
- Commuting expenses(コミューティング エクスペンス)
- 交通費と旅費は異なり、「自宅や職場からの距離」で判断する。
- 交通費=自宅や職場から近いエリアでかかる移動費。
- 旅費=自宅や職場から遠いエリアでかかる移動費。もしくは、遠いところへ移動する時にかかる費用。
- 交通費は費用としてPLに記録される。
- 決算書での人件費の開示例
- PL(損益計算書)→Expenses by nature(性質別費用)の順で開示例を解説しました。