

貸倒引当金って英語でなんていうんだろう?

貸倒引当金は英語で、「Allowance for doubtful debts(アラーワンス フォー ダウトフル デッド)」といいます。
この記事では、貸倒引当金の英訳に加え、以下について解説していきます。
- 貸倒引当金の英訳
- 貸倒引当金の中身・仕訳例
- 貸倒引当金の決算書での開示例
貸倒引当金を英語で?【海外で役立つ会計英語を簡単解説】

貸倒引当金を英語でいうと?
- Allowance for doubtful debts(アラーワンス フォー ダウトフル デッド)
- Allowance for bad debts(アラーワンス フォー バッド デッド)
- Allowance(アラーワンス):許容量
- doubtful debts(ダウトフル デッド):直訳すると「疑わしい債務」ということから、「不良債権」という意味。
- bad debts(バッド デッド):直訳すると「悪い債務」ということから、「不良債権」という意味。
- Trade and other receivables(トレード アンド アザー レシーバボー):売掛金及び未収入金
- Bad debts expenses(バッド デッド エクスペンス):貸倒損失

ここから先は英文会計の話になるので、少し難しくなります。英文会計の基礎を知りたい場合は、まずは以下の記事をぜひご覧ください。
>>【【英文会計入門】海外で経理として働くための知識を解説】
貸倒引当金の中身・仕訳について
なぜ貸倒損失によるリスクに備えるかといいますと、取引先がお金を払ってくれない可能性があるからです。
貸倒引当金の仕訳例
上で紹介した40万円の貸倒引当金を設定した例をもとに紹介します。



【補足】AllowanceとProvisionの違い
ですが、Provisionが同じように貸倒引当金として使われる英単語かというと、そうでもありません。なぜなら、AllowanceとProvisionでは使い方が異なるからです。
- Allowance→評価性引当金
- 資産の部で計上。ただし資産をマイナス。
- 例:資産の部にある売掛金の貸倒引当金として計上されるので、同じく資産の部に入るが、マイナス計上される。
- Provision→負債性引当金
- 負債の部で計上。負債をプラス。
- 例:これから支払う債務として負債の部に計上される。例えば、ボーナスの見積り金額として賞与引当金を負債の部に計上。
※評価性引当金、負債性引当金の使い分けにはもう少し詳細な原則があるのですが、専門的になるのでここでは割愛します。
決算書で貸倒引当金を開示する場合
まとめ

- 貸倒引当金を英語でいうと、
- Allowance for doubtful debts(アラーワンス フォー ダウトフル デッド)
- Allowance for bad debts(アラーワンス フォー バッド デッド)
- 貸倒引当とは、損失になるかもしれない金額を予想して、貸倒損失によるリスクに備えて計上しておく引当金のこと。
- 決算書での貸倒引当金の開示
- Trade and other receivables(売掛金及び未収入金)の注記で開示される。
今回は貸倒引当金について解説しましたが、本格的に「英語x会計」のプロになりたいと考えている方はUSCPA(米国公認会計士)を目指してみても良いかと思います。
英語は世界でよく使われる言語ですし、会計の知識は世界中どこでも使えますので、この2つが合わされば、日本だけでなく国外でも活躍できるでしょう。
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