シンガポールでの就職活動を解説【監査法人の給料とキャリア】

たぬき

シンガポールの監査法人での就職を考えているけど、どんな就職方法があるのか知りたい。
あと、シンガポールでの給料とか、その後のキャリアがどうなるのかも気になるなぁ。

今回はこんな質問にお答えします。

本記事の内容は、

・シンガポールでの就職活動の方法を解説
・現地監査法人の給与事情やキャリアについて解説

となります。

本記事を書いている私の経歴と現在の職歴を簡単に説明します。

・新卒でシンガポールの中堅監査法人に就職。その後3年間ほど勤務。
・現在は経理関連の業務を中心にバックオフィスの仕事をシンガポールでしている。

シンガポールで会計に関わる仕事を8年している経験をもとにお話していきます。

シンガポールでの就職活動の方法を解説【監査法人編】

いきなり結論ですが、すでにその監査法人で働いている知り合いを通じての就職が一番確実です。

理由は、社内の人に頼むことにより、早く人事へ話を持っていってもらい、面接へ進めてくれる可能性が高いからです。

紹介した従業員に紹介料を払う制度を持つ監査法人もあるため、この方法は紹介する人にとってもメリットがある。
(実際、私が勤めていた監査法人にはありました。)

私の場合も知り合いを通じて、シンガポールの監査法人に就職しました。

知り合いからの紹介とはいえ、2回面接(現地面接、スカイプ面接)を経て、採用に至りました。

なので結論は、監査法人内部に知り合いがいるのであれば、その方に紹介してもらうことが確実。

監査法人へのアプローチ方法

とはいえ、紹介してもらうなんて、誰でもできる方法ではないですよね。

もちろん、シンガポールでの就職活動は他にもあります。

私が監査法人に在籍している間にも、色々な人たちが監査法人に就職、転職してきましたが、彼らがどのように監査法人にアプローチしてきたのかをご紹介します。

①監査法人に直接メール

ほとんどの監査法人のホームページには「Contact Us」という連絡フォームが設けられています。

ここを通じて直接メールで履歴書をメッセージと共に送ります。

このアプローチを取る理由は、よほどズボラでない限り、ここの連絡フォームで来るメッセージは確認されます。

なぜなら、監査法人に就職したい方だけでなく、仕事を依頼したい新規顧客も会社の連絡フォームからアプローチしてくる可能性があるからです。

もちろん、ただ履歴書を送るだけでは不十分です。

雇用する監査法人に、あなたを雇うメリットがあるようにアプローチをする必要はあります。

そして、日本人が持っているメリットは、日本語を話せることです。

監査法人には日本人デスクを設けているところもあるので、そういうところには日本人のチームがあります。

ない場合は、あなたがその監査法人の初めての日本人になるので、日本人顧客の開拓や日本語でのコミュニケーションを取れることがアピールポイントになります。

②シンガポールの求人検索サイトを通じてアプローチ

シンガポールのオンライン求人サイトに登録して、求人サイトにある監査法人へ応募をします。

従業員の追加が必要な現地監査法人は、ローカルの求人サイトを利用しているところが多いです。

シンガポールでの有名な求人サイトは以下の2つです。

JobStreet
indeed

どちらのサイトにも、色んな監査法人が登録されています。

③現地の転職エージェントに登録(日系の会計事務所向け)

この方法は、現地の転職エージェントに登録して希望に合いそうなところを探してもらうことです。

シンガポールに詳しくない人にとっては、現地の日本語が話せる転職エージェントにお願いできるのは心強いです。

ですが、ほとんどのローカル転職エージェントは紹介できる監査法人を持っていません。

また、日系転職エージェントの場合、監査法人というよりは、日系会計事務所の紹介が多いです。

シンガポールの日系会計事務所の場合、監査業務より記帳業務(クライアント会社の帳簿をつける業務)を取り扱っているところが多いのが実情です。

個人的には、①と②がオススメです。

理由は、雇用する側の視点から見て、説明すると分かりやすいです。

③転職エージェントを通じて来た方を雇用した場合、

1. 雇用する企業側が、採用後に転職エージェントに費用を払う必要がある。
2. お金を払う以上、企業側の期待値は高いので、あしきりの基準も高い。

それに比べ、①は無料です。

②も費用はかかるのですが、転職エージェントに比べると、お安めです。

シンガポール監査法人へアプローチする個人的なオススメ方法は、①と②を組み合わせることです。

監査法人に対するあなたの露出を増やすことが大事になります。

シンガポール監査法人での給料とキャリア

まず、給料面ですが、金額はやはり監査法人の大きさによります。

理由としては、当然ですが監査法人の大きさで平均給与額は決まってくるからです。

しかし、労働ビザ申請の最低金額が決まっているので、シンガポールでは外国人に対して保障されている最低給与額があります。

具体的な労働ビザの最低給与額に関して、少し説明します。

日本人に対して申請できる労働ビザの種類は2つあります。
「S Pass」と「Employment Pass」があり、それぞれの最低給与額は以下の通りです。

・S passの最低給与額は2400シンガポールドル(約18万5000円)
・Employment Passの最低給与額は3600シンガポール(約27万8000円)
※この労働ビザの最低給与額は本記事を書いている時点での金額になります。

つまり、上記の金額は最低限保証されることになります。

これより多い金額でオファーされるかどうかは、その方のポジションや経歴次第になります。

ちなみにどちらのタイプの労働ビザが出されるかは、会社の規模や応募者の学歴などの色々な要因が関わってきます。

✔昇給に関して

監査法人の規模にもよりますが、昇給は年に一回。

よほどひどいパフォーマンスでない限り、毎年ポジションが上がっていきます。

監査業界は離職率が高いので、いるだけで、普通に昇給していく感じです。

✔その後のキャリア

これまでシンガポールの監査法人で出会った友人や同僚のその後のキャリアをご紹介しますと、以下の通りです。

・ビッグ4へ転職
・企業の財務マネージャーやCFOとして転職
・小さい監査法人のパートナーに転職
・独立や起業
・他国にある会社へ転職

私の周りでは、転職してステップアップされるケースが多かったです。

シンガポールで、英語での仕事に慣れてしまえば、言語の壁は低くなるので、この先英語圏での就職のハードルは一気に下がると思います。

また、英語で仕事をこなすことで、自信にもつながりますよね。

まとめ

本記事をまとめますと、以下の通りです。

・シンガポールの監査法人に就職する方法は、
①知り合いからの紹介
②直接シンガポールの監査法人に連絡
③シンガポールの求人検索サイトを通じてアプローチ
④現地エージェントに依頼

・シンガポールの監査法人での給料とキャリアは、
①外国人がシンガポールの労働ビザで働くための、最低給与額は決まっている。
②より良いポジションや給料をもらえる会社へ転職、自分で起業、他国で就職、など様々。

以上になります。ではでは(^_^)/~