脳内反省会をネガティブだけで終わらせたくない人へ

あなたは、ふとした時に脳内で勝手に一人反省会をしてしまっていることはあるでしょうか?
その「脳内反省会」をしては、ため息を漏らしたり、心のエネルギーを消費して勝手に疲れてしまったり。

この世の中には、
毎日がエキサイティングで、人生には楽しいことで溢れている!とポジティブなイメージを持って過ごしている人がいる反面、
日々のストレス三昧で疲れて、人生は大変なことばかりだ…とネガティブなイメージを持っている人もいますよね。

「友達の悩みを聞いているだけのつもりが、突っ込んだ質問したり、余計なアドバイスを言ってしまったなぁ…嫌な感じに捉えられてしまったかなぁ…」
とか、
「別に自分がへつらうことなく、友達にちゃんと自分の意見を言えば良かった…」
など、

仕事、家族、友人関係で自分がやらかしてしまったことや、失敗したこと、できなかったこと、至らなかったことを脳内で繰り返し再生をしては、反省するというサイクルを勝手にしてしまう。

言い渡された仕事でも、学校の宿題でもないのに、自主的に延々と反省をしているという脳内反省会。
心当たりある方いらっしゃいますでしょうか?


例えば、一日の終わりにその日を振り返り、その日の自分のダメだったシーン、失敗した場面を繰り返し脳内再生をし、2時間の一人反省会を脳内で行うとします。
しかも毎日行っている場合、
24時間のうち睡眠時間を除き、そのうちの2時間は反省会に費やしているとすると結構長い時間ですよね?仮に1時間だとしても、それでも長いと思います。
そりゃ反省会が終わった後、心はヘトヘトになっていて当然です。


とここまで書きましたが、私もよく脳内反省会が自動的に頭の中で行われていました。
その日一日を振り返って、自分が人に接したシーンや話したシーンが頭の中で何回も蘇り、

「あの時のあの話し方は、もっとこうするべきだったなぁ…」
「あの場面でのあの接し方は、もっとこういう風にしたほうが良かったかも…」

などと、脳内反省会が繰り広げられていました。
おそらく相手はそんなことをとっくに気にしておらず、すでに忘れているだろうと思いますし、他人からすると些細なことだったと思いますが、
どうも自分の中で引っかかっていたらしく、脳内で何回も同じシーンが再生されては、

「こうした方が良かったのかなぁ…」

と考える日々がありました。

一日の出来事を思い出して、自分の行動や言葉を検証しては、解決案を出すというトライ&エラーを誰から言われたわけでもなく勝手にやっていたこの脳内作業。
今この記事を書きながら振り返ってみると、もうその思考過程は職人のような気分だったと思います。笑
自分の至らぬところを振り返りは、反省し、振り返りは、反省し、の繰り返し。
実際かなりのエネルギーが消耗されていました。



とはいえ、脳内反省会をするのは悪いことではないと思います。むしろ、向上心のある人がやってしまう作業でもあるのかもしれません。
自分の言動を振り返っては、

「次は気をつけよう」

と、訂正箇所をおさらいし、次の失敗を防ぐように活かすことができます。

このように反省するというのは良いこともあるのですが、やはりやりすぎは毒です。
何でもそうだと思いますが、やりすぎ、度が行き過ぎている行為は、しばしば私たちにとって害になることがあります。特にその行為の結果、ネガティブな効果を大きく生んでしまう場合はなおさらです。

もし脳内反省会をしすぎているせいで、心が疲れてしまったり、活力を減らしてしまっているようであれば、見直す必要がありそうです。


例えば、

「今度から気をつけないといけないな」

と軽く省みる程度ならそんなに心への負担はないと思いますが、

「なんて自分はいたらないんだろう…」
「どうして自分はこうもダメなんだ…」

と自分を嫌いになったり、責めるように考えてしまうと、もちろん心への負荷は大きいと思いますし、気力や活力だってなくなってしまうと思います。



とはいえ、すでに脳内反省会を自動的に行なってしまうまでになっている方にとっては、完全に止めることは難しいかもしれません。
そもそも止めようとすればするほど、脳内反省会をやってしまう頻度は逆に増えてしまったりするかもしれませんよね。

心の疲弊度が視覚化できるメータのようなものがあればいいのですが、実際に見えることができないので、心の状態を確認するのって難しいですよね。

ですが、目に見える目安はなくても、

「次は気をつけるようにしよう」

という軽い反省ではなく、

自分を責めてしまっている感じや、
自分を嫌ってしまっている感じを覚えている時は、おそらく脳内反省会のやりすぎ、いきすぎなのだと思います。
その時は、反省会を止めることはできなくとも、加減を調整することはできるかもしれません。

心の疲労度が見えるメータのようなものはないので、
ここで大事なのは、

「自分の感覚を目安にすること」

だと思います。


数値で確認できることができれば、なんだか客観性があり、より正確な感じはしますが、
やはり感覚というのは人それぞれ、主観的ですので、もし脳内反省会が自動的に始まってしまった時はあなたの感覚、心が疲弊していないかを確認することは大切です。

自分の感覚に自信がない場合は、

「脳内反省会をするのは5分間だけ!」

と、予め時間を決めておくのもいいと思います。

追伸

この脳内反省会は一種のスキルのような気もします。
人から指摘されずとも、自分一人で反省点を見つけては、一人で反省して、修正を心がけていくというスキルです。

「プレゼンスキル」
「料理スキル」
「英会話スキル」
「計算スキル」
「パソコンスキル」

と、世の中にある色々なスキルの中にありますが、その中の一つである「脳内反省スキル」という感じです。
スキルというのは経験値を稼いでレベルアップするものですが、
この脳内反省スキルにいたっては、ほったらかしにしておくと脳内反省会が勝手に始まってしまいますので、自動的にレベルアップしてしまいます。笑

どうせ自動的にレベルアップするのであれば、他のスキルであってくれてもいいのに…
と思うかもしれません。

ですが、こんなスキルを持ってしまった以上、どうせなら生産的に使えるほうがいいのかな、と考えたりもします。

脳内反省スキルとは、自分の至らない部分、失敗した経験を振り返り、自身の行動を修正していこうとするスキル、
とも言えると思います。


そもそもこのスキルを持っている人は、失敗を省みる回数が人より多いと思うので、

「慎重に物事を進めるので失敗が少ない」
とか、
「スピードはないが、コツコツとやることが向いている」

などの良い特徴を持っていたりすると思います。

なので、やりすぎはいけませんが、脳内反省会の裏にはあなたらしさ、あなたの良い面が隠れているというサインでもあるのだと思うのです。