
本当にしたいことを見つけるために必要なこと。
それは、ポジティブなことだけでなく、嫌いなことや苦手なことなど、ネガティブな要素にも注目すること。
あなたが本当にやりたいことをしている時、どんな気持ちでしょうか?
きっと自由に楽しくしていると思います。
楽しい、嬉しい、充実、喜びなどのポジティブな感情はあなたらしさを教えてくれます。
あなたが本当にしたいことを見つけるための第一歩。それは、
「あなたが本当にしたいことは何ですか?」
という問いです。
この質問を繰り返し自分に問いかけます。すぐには答えが出なかったり、逆にいくつもの答えが浮かんでくるかもしれません。答えの中には矛盾するものをあるかもしれませんが、まずは思いつくままに答えを出すことです。
自然と心が踊りだすことって何ですか?
「あなたらしさ」とは個性になります。
その個性を探すのに必要な羅針盤は思考ではなく、感情や感覚です。
例えば、子供のことにあなたが夢中になったものは何でしょうか?
5~9歳くらいまでの記憶を辿ってみて、あなたが興味を持っていたもの、ワクワクしたものを思い出してみます。小さくてあまり記憶がないという方は、覚えている一番小さい頃の記憶を思い出してみます。
小さい頃に好きだったことなので、
「砂場で山を作って遊んだこと」
「鬼ごっこをして、運動場を走り回ったこと」
「一人で積み木やブロックを作っては壊し、作っては壊しを繰り返してたこと」
などと、様々あると思います。
一見して、自分らしさを見つけることに繋がるのか?という思いが浮かんでくるかもしれませんが、それは無視します。思いつく限り挙げることが大事です。
思いつく限り挙げた後は、何でそれを楽しんでいたのか?という理由を考えてみます。たくさんのワクワクした出来事を思い出すことができた場合、その中で共通点を見つけたりグループ分けすることができると思います。
思い出の中で見つけた理由、共通点があなたらしさを知るための根源となります。
子供の頃にワクワクした経験を思い出すのが、難しければ今大人になったあなたが感じるものを挙げてみましょう。コツは「こんなことでも自分らしさを見つけるのに繋がるのか?」なんて考えず、思いつくままに書き出すことです。
次は逆に、あなたが嫌いなもの、嫌なことを書き出してみても面白い発見があります。
あまり気が進まない作業かもしれませんが、むしろ好きなものより書き出せる方も多いかと思います。
自分の人生を生きるうえで、「嫌なことをしない」という覚悟はすごく大切だと思います。この嫌いなものを書き出す作業は、何があなたを幸せにしないのかを明確化し、幸せにしてくれるものとそうでないものの境界線が見えやすくしてくれるものです。
そして、嫌なこと、苦手なことはなるべく人に任せるようにしましょう。自分がしなくてもいいと許可を出してあげてもいいんです。
もう少し掘り下げてみて、感動した体験や充実感を覚えた体験を書き出すこともとても有効な手段です。
心に深く刻んだ思い出はいつまでも思い出すことができますよね。
なぜそんなにあなたの心に深く刻まれることになったのかを考えることは、あなたらしさを発見することに繋がります。
ついやる気が出ちゃうシチュエーション、思わずその気になってしまう場面ってありませんか?これまでのあなたを振り返ってみて、
- 誰かの言葉でやる気がみなぎってきた時
- あなたがついその気になって行動してしまった時
そんなシーンを思い出してみて、何があなたのやる気スイッチを押してくれるのかを考えてみてください。そのスイッチが押されるほど、あなたはワクワクする瞬間をたくさん体験することになります。
つまり、あなたにエネルギーを与えてくれるトリガーを探すことで、あなた自身をどんなシチュエーションに置きたいのか?を明確にしてくれます。
あなたが抱える問題の裏には、あなたの魅力や価値が隠れている
私たちはどうでもいいことには悩んだり、問題だと思ったりしません。
悩んだり、問題だと感じているということは、あなたにとって大切なことばかりではないでしょうか?
例えば、人とのコミュニケーションにずっと悩んでいる人は、きっと人のことが好きな人です。でなければ、なぜそんなにコミュニケーションのことで悩む必要があるのでしょう?
コミュニケーション方法を上達して、もっと人と話せるようになりたい、もしくは相手のことをもっと知りたいと思うから、コミュニケーションが上手くできないことに悩んだりすると思います。
そうやって悩み続けたことを解決しようと取り組んでいると、気づかないうちにコミュニケーションに関しての豊富な知識、経験、能力を備えることになります。
追伸:
問題を抱えている自分を責めている方もいるかもしれませんが、
問題と正しく向き合い、問題を抱えているそんな自分受け入れることで、自分らしい魅力、才能、価値に気づくことができるはずです。
知り合いの悩みを聞き、解決案がすんなりと浮かんできて、アドバイスした経験はないでしょうか?
客観的に問題を見てみると、良い解決案が浮かび上がることがあります。
ここで、
過去や現在に抱えている問題を紙に一度書き出してみて、少し時間を置いてみてください。
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ここで質問ですが、
問題の解決策を考えられるような人はどんな魅力、才能を持っている人でしょうか?
少し時間を置いたところで、
今一度紙に書いた問題を眺めてみて、他人にアドバイスをするように解決策を書いてみてください。
解決策が書けたでしょうか?
「冷静に問題に客観的に向き合える人」
「多角的な視点を持っている人」
「相手を受け入れてあげることのできる心の広い人」
色々挙がるかと思いますが、
今ここで解決策を書いたあなたにも同じ魅力、才能があるということです。