内向型がリーダーに向いている理由+3つの強みを解説
困るたぬき

自分みたいな内向型でも発揮できるリーダーシップってあるのかな?
外向型みたいにみんなを引っ張っていくようなリーダーになれる自信がないし、チームのリーダーになれるような強みなんてあるのかな・・・

今回はこんな疑問に回答していきます。

本記事の内容&結論:
・内向型にもリーダーシップは発揮できます!
・内向型がもつ強みである「聞く力」、「慎重さ」、「察知能力」を応用すれば、できるリーダーになれる

・気をつけるポイントは、「完璧主義」と「他人に任せられないこと

今回ご紹介できる内容の根拠は、

  • 私自身30名ほどのチームを抱えているので、私が気をつけていること&経験をもとに書いています。
  • 内向型でもリーダーシップを発揮できることは研究で分かっています。

内向型リーダーシップについて、2つの実験があります。
その実験でわかったこととは、

  1. 部下やメンバーに積極性がある場合、外向性が低いほうがチームのパフォーマンスは高い。
    (参照:Reversing the Extraverted Leadership Advantage: The Role of Employee Proactivity
  2. 内向型はグループ作業に取り組む前に、「グループ作業なんて嫌だな…」と予想し、不安になる傾向があるが、その不安を解消すると内向型でも十分にリーダーシップを発揮できる。
    (参照:The failure of introverts to emerge as leaders: The role of forecasted affect

つまり、以上の根拠から内向型でも十分リーダーになれるということです。

内向型がリーダーに向いている理由+3つの強みを解説

リーダーというと、コミュニケーション能力やプレゼン能力が高く、チームを引っ張る活発な人物像を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、そういう人ばかりがリーダーに向いているというわけではありません。

もちろん、内向型でもリーダーに向いています。

実際に、全てのリーダーが外向的ではありません。内向型でもリーダーとして活躍されている方はたくさんいます。

大企業を率いる内向型リーダーの例としては、

・ラリー・ペイジ(Googleの共同創業者)
・ビル・ゲイツ(マイクロソフトの共同創業者)
・ウォーレン・バフェット(米国の投資家)

などがいます。

内向型がリーダーに活かせる強み

内向型がリーダーとして活かせる強みは以下の通りです。

・聞く力
・慎重さ
・察知能力

順を追って、紹介していきます。

聞く力

内向型は相手の話を聞くことが得意なので、それは活かせる強みになります。

なぜ「聞く力」がリーダーの強みになるのか?

それは、リーダーが話を真剣に聞いてくれることで、部下は安心して報告、相談ができるからなんです。

例えば、部下の立場から以下のことを考えてみるとします。

1. 話を聞かずに、自分のやりたいように突っ走るリーダーと、
2. 話をちゃんと聞いてくれて、部下の考えも考慮してくれるリーダーなら、

どちらについて行きたいと思うでしょうか?

他には、

1. 話を最後まで聞いてくれず、自分の経験談だけを一方的に押し付ける上司と、
2. すぐに解決案は出てこないが、ちゃんと話を聞いてくれて、一緒に考えてくれる上司なら、

悩みがある時に、相談したいのはどちらですか?

上で挙げた2つの例もちょっと極端だったかもしれませんが、2つの例の2番目はどちらも、内向型がなれる聞く力を発揮することでなれるリーダーのスタイルです。

慎重さ

物事を慎重に判断する内向型の強みは、リーダーとしても発揮できます。

確かに仕事、プロジェクトを進めるアクセルも大事ですが、ミスを減らすよう慎重に考えることも同じくらい大事です。

また、自分たちが今やっていることが正しい方向に進んでいるのかを随時確認するのも、この慎重さによるものです。

一度あらぬ方向に進んでしまうと、そこから正しい道に戻すのは一苦労です。


慎重というのは、優柔不断とも捉えることができるので、それを強みだと思っていない内向型は多いかもしれません。

慎重さというのは、地味な特徴に聞こえますが、よく考え、ミスがないように着実に仕事をこなすその姿勢は、仕事を依頼するお客さんからすると、有り難いことです。

その慎重な姿勢は、お客さんだけでなく、上司や同僚の信頼を得ることができます。

察知能力

内向型の細かいところに気づく察知能力は、リーダーとして大切な能力です。

細かいところに気づくとは、物事を表面だけで判断せず、誰もが気づかない点に気づくことがあるということです。

例えば、誰かの気分が優れなかったりするのが、何となく雰囲気で分かることはないでしょうか?違和感を感じるような感覚です。

部下からすると、細かい異変を察知してくれるリーダーは心強いものです。自分から言い出しにくいことでも、相手が聞いてきたら話せるということはあります。



さて、ここまで内向型がリーダーとして活用できる3つの強みをご紹介してきました。それは、

・聞く力⇢相談や悩み、チームメンバーの意見を聞く
・慎重さ⇢ミスを減らす姿勢
・察知能力⇢周りを気遣う

というものでした。

これら3つの強みを見て、すでにお分かりかと思いますが、内向型に合うリーダーのスタイルとは、チームを引っ張っていくというよりも、チームを後ろから支えたり、メンバーと一緒に歩くスタイルになります。

チームの相談役や調整役のイメージですね。

内向型リーダーの注意点

上では内向型がリーダーとして活かせる強みを紹介してきましたが、内向型がリーダーシップを発揮する上で気をつけなければいけないポイントをご紹介します。

完璧主義

完璧主義。

これは慎重になりすぎるがゆえに、内向型が陥ってしまう弱点です。

私も陥っていた悪癖です。(^_^;)

ミスをしたくない、失敗をしたくないと思うからこそ、全てに完璧さを求めてしまいます。

ですが、それだといつまでたっても仕事は終わりませんよね。

ですが、これには簡単な対処法があります。

それは、最低基準を設け、6~7割程度の完成でよしとすることです。

一回で完璧にしようとするよりも、できるだけ多くのPDACサイクルを回すほうが、早くより良い出来栄えになります。

後で修正箇所が出てきたら、その都度修正し、アップデートする感じで十分なんです。

他人に任せられない

内向型は一人で仕事をするのが好きだからなのか、人に仕事を任せられない人が多いかと思います。

ですが、いつまでも仕事を任せられないでいると、仕事量が増えるにつれて、オーバーワークでパンクしてしまいますよね。

私も人に仕事を任せられないことで苦戦しました・・・
結果的にパンクしてしまったので、その時は1週間ほど暗い部屋で雨のBGMを聴きながら充電する必要がありました。笑

もちろんこれにも対処法はあります。

結論から言えば、すぐに人に任せましょう。
最初は不安かと思いますが、それは任せ方で解消できます。

仕事を任せたら、進捗確認を何回か設けることで、部下が間違っていたとしても、一緒に修正することができます。

シンプルな方法ですが、一度任せたら任せっきりで最後になって間違いに気づいた・・・なんてこともありますので。

部下やメンバーに仕事を任せることの利点は、リーダーの時間が増えることです。

本来、上のポジションはより重要な仕事に時間を費やすべきなので、仕事はどんどん任せたほうが効率的、かつ部下も育つので効果的です。

まとめ

本記事をまとめます。

・内向型でもリーダーシップを発揮できることは、世界のリーダーを見てもわかる
・内向型の強みをリーダーシップに活かす
・完璧主義にならず、その都度修正する意識で大丈夫
・仕事はどんどん人に任せること

内向型リーダーはチームをゆるーくまとめるくらいがちょうどいいかと思います。

完璧を目指そうとすると、内向型の悪いクセである「完璧主義」という方向に進んでしまいます。

結果的にプロジェクトの進行が遅くなるなど、チームが健全に機能しなくなります。

内向型の強みの中でも、特に「聞く力」を活かすことができれば、内向型ならではのリーダーシップを発揮できますので、ぜひ意識してみてください。

歴史上、人の話を聞くことがいかに大切かが説かれているので、最後にご紹介します。

神は人間にひとつの舌と、ふたつの耳を与えた。しゃべることの2倍多く聞けということだ。

エピクテクス(古代ギリシアのストア派の哲学者)

人の話を聞くことにより、人生の80%は成功する。

デール・カーネギー(アメリカの作家、教師)