

人付き合いもあまり得意ではないし、社会にうまく溶け込めず、生きづらさを感じてしまう。
生きづらいと感じてしまった時の対処法を知りたいです。内向型の自分でも快適に生きれるようになるんでしょうか?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容は以下の通りです。
- 内向型が生きづらいと感じる理由を解説
- 内向型が生きづらさを感じた時の対処法3選
- 内向型が快適に生きるための2つの戦略
簡単に本記事を書いている私の経歴を紹介します。

以前の私はあまり社交的でない内向的な性格や、上手く社会に馴染めていないことに悩んでいました。今回ご紹介することは私が実践したことであり、効果を感じているものです。
内向的な性格を変えずに、生きやすくなったと実感しています。
目次
内向型が生きづらいと感じる理由を解説

世界の1/3は内向型だと言われております。
つまり、この世の大半は外向型向けに作られているということです。
一般的に社会で評価される性格は、
- 先頭を切ってリーダーシップを発揮できる
- 会議でガンガン発言する
- 目標に向かってどんどんリスクをとっていく
実際、リスクをとって成功した人の話には惹かれるものがありますし、多くの人がカッコいいと思うでしょう。
一方で、内向型の特徴である、
- 失敗を避けるために慎重に行動
- リスクはできるだけとりたくない
- じっくりと考える時間をとる
そもそも評価基準が外向型に有利であるので、内向型の強みが評価されづらく、むしろ外向的になるよう強要される場面も多々あります。
つまり、外向型を理想とする価値観のなかで、内向型に対する誤解を受けたまま暮らしているのが、内向型の生きづらさの原因です。
また、上記の理由の他にも、生きづらいと感じる原因には「恥の感情」が関係している場合があります。

「自分には恥の感情なんてないよ」と思っていたのですが、改めて自分と向き合ってみると、恥の感情のせいで精神的にしんどくなっている時があることに気づきました。
以下の記事では、そんな恥の感情について解説していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
内向型が生きづらさを感じた時の対処法3選

他人を変えることは簡単にはできないので、まずは自分にできることから始めていくほうがよいでしょう。
この先は、内向型が生きづらさを感じ、メンタルがキツくなった時の3つの対処法をご紹介します。

実際に私も実践していることで、効果を感じているものだけを選んでご紹介します。
①自分に優しく
なぜなら、セルフコンパッションができるようになると、何か問題が起きても「なんて自分はダメなんだ…」と自己批判が起きにくくなり、結果的にメンタルに良い影響が出やすくなるからです。
セルフコンパッションは単なる甘やかしとは違い、
- 嫌な気分やネガティブ思考を受け入れ(例:失敗して迷惑かけちゃったね)
- 自己批判には論理的に反論し(例:自分はいつもミスばかりでダメだ…→でもいつもダメってことはないよね。ちゃんとやれてる時もあるよ?)
- ポジティブな代替案を出してあげる(例:落ち着くために少し自然の中を散歩してみるのはどう?)

真面目な人や頑張りすぎる傾向にある人はよく自己批判に陥ってしまうので、注意が必要ですね。
セルフコンパッションについては以下の記事でも解説しているので、よければご覧ください。
»【他人と比べて落ち込む人への4つの処方箋】
②身体を動かす
メンタルがしんどい時は身体を動かすことをオススメします。
理由は、シンプルに心と体は連動しているからです。
「健全な精神は、健全に身体に宿る」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、まさにこれです。
また、精神的に弱ってしまう時は頭であれこれ考えてばかりいて、身体を動かしていない時が多かったりします。

確かに運動はメンタルにも良いって聞くけど、本当なの?
実際に運動がメンタルに良い影響を与えるのかを調べた研究をご紹介します。
結論として、有酸素運動には不安軽減の効果があるのが実証されています。
研究で行った有酸素運動には、ウォーキング、ジョギング、ランニング、スイミング、サイクリングが含まれているので、やりやすいものを選んだら良さそうです。
また、他にもこの研究から分かったこととして、
もう一つ運動とメンタルに関する研究をご紹介。
結論として、筋トレにはガッツリと不安軽減の効果があるのが実証されています。
他にもこの研究で分かったこととして、
有酸素運動があまり好きではない場合には、筋トレを選択しても良さそうです。

以前は座りっぱなしで、全く運動をしていませんでしたが、筋トレを始めてからは以前よりはメンタルがヘコみにくくなった気がします。
メンタルがキツい時に「運動しよう」という気分に中々なれないでしょうから、普段から習慣として運動しておくことをオススメします。
③休みは必ず確保
現代社会は常に周りに刺激がある状態なので、心を落ち着かせるために十分な休憩は必須スキルになります。
仕事の合間に休憩をとることも大事なのですが、ガッツリと睡眠をとることが一番効果が大きいと思います。
睡眠不足だと脳機能の低下につながるので、結果的にメンタルの負のスパイラルに陥る原因になります。
睡眠不足→パフォーマンスの低下→ミスが増える→落ち込む→自己否定
実際に、睡眠不足のせいでうつと不安が増えるという研究結果もあるので、メンタルの健康を保つためにも十分な睡眠は必須です。
とはいえ、中々睡眠時間を確保できないという場合もありますので、そんな時はコーヒーナップなどの昼寝を試してみても良いかと思います。
- コーヒーを一気に飲む。(20分後に覚醒作用を発揮させるため)
- コーヒーを飲んだら20分後のアラームを設定して、すぐ寝る。(寝れなかったら、目をつむってリラックスする程度でもOK)
- アラームが鳴ったら、必ずすぐに起きる。(起きれなかった場合、ガッツリ寝てしまうので)

私は眠れなかった日の翌日には、コーヒーナップをしています。実際、コーヒーナップから起きたらスッキリとしているので、頭がリフレッシュした状態で午後も仕事を再開できます。
繰り返しですが、休む(特に睡眠)というのはメンタルが病みやすい内向型には必須スキルなので、ぜひ身につけることをオススメします。
内向型が快適に生きるための2つの戦略

内向型が快適に生きれるようになるには、以下の2つの戦略があります。
②戦うためのスキルを手に入れる
本当に必要なことは内向型の性質を学び、それを活かすことにあります。
自分の強みがまだはっきりと分からない場合には、ストレングスファインダーを使ってみても良いかもしれません。あなたの隠れた才能を見つけるには良いツールです。

実際、私もストレングスファインダーを利用して、自分の強みを客観的に把握できたおかげで、仕事やプライベートで以前よりも自分自身を活かせるようになりました。
まとめ:内向型を変えずに、内向型を活かす方法を身につけよう!【戦う場所を変えてもOK】

最後に本記事のまとめになります。
- 内向型が生きづらさを感じる理由は、この世界が外向型向けに作られているから。
- 内向型が生きづらさを感じた時の対処法3つとして、①セルフコンパッション②運動③休む
- 内向型が快適に生きるための2つの戦略は、①戦う場所を変える②戦うスキルを手に入れる
なれるか分からない外向型を目指すよりも、今ある内向性を活かすように行動したほうがあなた自身を活かせる可能性は高いはずです。
配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどういう意味であれ
スヌーピー(by チャールズ・M・シュルツ)
内向型を活かして上手に働く方法を知りたい場合には、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
»【内向型を活かす働き方の条件3選を解説】
今回はこんな悩みについて解説します。 本記事を読むメリットは以下になります。 本記事を読むメリット: 内向型が苦しむ働き方の原因を解説 内向型に合った働き方を理解&実践できるようになる 内向型が組織以外で働く方法を解説 …
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