

内向型は内気、シャイ、根暗とか言われるけど、明確な定義ってあるのかな?
今回はこんな疑問にお答えします。
本記事の内容は以下の通りです。
本記事の内容
- 内向型に存在する4つのタイプを解説
- 【診断テスト】質問に答えて内向型の4つのタイプを判明
今回は性格心理学者のジョナサン・チーク博士(ウェルズリー大学)の研究を参照して解説していきます。
本記事を書いている私の経歴を簡単に紹介します。
本記事を書いている私の経歴を簡単に紹介します。
たぬきの経歴
アメリカの大学卒業後、USCPA試験を合格
↓
シンガポールの中堅監査法人に就職
↓
シンガポールの別会社に転職し、現在は経理サービスを中心としたバックオフィス業務を提供

内向型についての情報は色々ありますが、世に出ている内向型の定義は様々で、人によってはあまり当てはまらない特徴もあるかと思います。
今回あなたがどんなタイプの内向型なのかを診断することで、より明確に特徴を理解することができ、結果的に内向型を活かせるようになります。
目次
内向型には4つのタイプが存在

ジョナサン・チーク博士は過去の研究をもとに内向に関する特性を選びだし、①大学生225名(女性)②ネットで参加した男女516名にインタビューを行いました。
インタビュー結果をもとに、最終的に4つのタイプにまとめたものが以下になります。
内向型の4つのタイプ
- Social(社会系)
- Thinking(思考系)
- Anxious(不安系)
- Restrained(抑制系)
※頭文字をとって「STAR」と呼ばれています。
次は、それぞれのタイプの特徴を解説していきます。
Social(社会系)
社会系内向型は、いわゆる典型的な内向型のタイプです。
社会系内向型は、一人で過ごすことを好む傾向にあります。一人になるための必要な時間を確保できるようスケジュールを組み、行動します。
社会的な場では内気で臆病だと誤解されがちですが、必ずしも真実ではありません。
多くの見知らぬ人との大規模なパーティに参加するのとは対照的に、社会系内向型は親しい友人との小さな集まりを好みます。
社会系内向型は孤独の快適さを知っており、一人家で本を読んだり、コンピュータを触ったりすることに喜びを感じます。
社会系内向型は、一人で過ごすことを好む傾向にあります。一人になるための必要な時間を確保できるようスケジュールを組み、行動します。
社会的な場では内気で臆病だと誤解されがちですが、必ずしも真実ではありません。
多くの見知らぬ人との大規模なパーティに参加するのとは対照的に、社会系内向型は親しい友人との小さな集まりを好みます。
社会系内向型は孤独の快適さを知っており、一人家で本を読んだり、コンピュータを触ったりすることに喜びを感じます。
Thinking(思考系)
思考系内向型は、頭の中で多くの時間を過ごすタイプです。知的内向型とも言えます。
このタイプは、見聞きしたもの全てについて考えるのが好きな傾向にあります。
思考系内向型は思慮深く、内省的で、物事を分析することに長けています。
このタイプは、「単に自分の空想の世界に迷い込んでいるだけだ」と言われることもありますが、実際には想像力が豊かで、深い批判的思考(クリティカル・シンキング)の持ち主が多いです。
このタイプは、見聞きしたもの全てについて考えるのが好きな傾向にあります。
思考系内向型は思慮深く、内省的で、物事を分析することに長けています。
このタイプは、「単に自分の空想の世界に迷い込んでいるだけだ」と言われることもありますが、実際には想像力が豊かで、深い批判的思考(クリティカル・シンキング)の持ち主が多いです。
Anxious(不安系)
社会系内向型とは対照的に、不安系内向型は、社会的なスポットライト(特に馴染みのない人)を避けるために、わざと自分自身を孤立させます。
自分の社交スキルに自信を持てない(または快適でない)ために、人がいる状況では気まずくて痛々しい気分になります。
しかし、一人でいることで不安が軽減されるわけではありません。
不安系内向型は、心の中で何度も「何か間違いをしてしまったかもしれない…」と反芻する傾向があります。
自分の社交スキルに自信を持てない(または快適でない)ために、人がいる状況では気まずくて痛々しい気分になります。
しかし、一人でいることで不安が軽減されるわけではありません。
不安系内向型は、心の中で何度も「何か間違いをしてしまったかもしれない…」と反芻する傾向があります。
Restrained(抑制系)
抑制系内向型は、話す前によく考えてから行動することを好むタイプです。
時間をかけてウォーミングアップをし、考えをまとめ、十分に観察してから発言や行動をします。
そのため、状況から一旦見を遠ざけ、決断を下す際に慎重になることが多いです。
抑制系内向型は、心を開く人を慎重に選びます。ですが、一度信頼を得ると、長い間関係を築く傾向にあります。
時間をかけてウォーミングアップをし、考えをまとめ、十分に観察してから発言や行動をします。
そのため、状況から一旦見を遠ざけ、決断を下す際に慎重になることが多いです。
抑制系内向型は、心を開く人を慎重に選びます。ですが、一度信頼を得ると、長い間関係を築く傾向にあります。
【診断テスト】質問に答えて内向型の4つのタイプを判断

4つのタイプを見ると、どのタイプにも自分が当てはまりそうな気がしてきませんか?
自分がどのタイプなのかを正確に判断するために、ジョナサン・チーク博士は診断テストを用意してくれています。
自分がどのタイプなのかを正確に判断するために、ジョナサン・チーク博士は診断テストを用意してくれています。
内向型の4つのタイプ診断テスト
診断テストは40の質問に1~5点で回答するものです。
1=全く当てはまらない
2=あまり当てはまらない
3=どちらでもない
4=わりと当てはまる
5=完全に当てはまる
では早速以下の質問に答えていきましょう。
タイプ診断テスト
- 大人数でお祝いをするよりも、一人や数人の親しい友人と特別な日を共有するのが好き。
- 多くの人と非常に親密な交友関係を築けたら満足できる。
- いつも自分のための時間を持てるように、一日を設計している。
- たくさんの人がいて、多くの活動が行われている場所で休暇を過ごすのが好きです。
- たくさんの人に囲まれて数時間過ごした後は、一人逃げ出したくなる。
- 誰かと一緒にいたいという強い欲求がない。
- 誰かと一緒にいて、その人たちのことの理解を深めることは、自分にとって楽しみの一つです。
- 普段は一人で何かをする方が好きです。
- 自分のことをあまり語らないので、自分がどんな人間なのか勘違いされることが多いです。
- 社交的な場をそのときは楽しんでいても、終わってから消耗してしまう。
- 自分の考えやアイデアを分析するのが楽しい。
- 豊かで複雑な内面を持っている。
- 自分がどんな人間なのかをよく考える。
- 面白い話や小説を読んでいるときや、良い映画を見ているときに、物語の中の出来事が自分の身に起こっていたらどう感じるかを想像する。
- 自分のことについて滅多に考えない。
- 普段から自分の内面の感情に注意を払っている。
- 自己評価(自分自身へのプライベートな意見)を大切にしています。
- 時々、遠くから自分を吟味するために(心の中で)一歩下がって考えることがあります。
- 定期的に自分に起こるかもしれないことを白昼夢を見たり空想したりしている。
- 内省的で、自己分析する傾向がある。
- 誰かがいる部屋に入ると自意識過剰になり、他人の目が気になってしまうことが多いです。
- 思い返したくないエピソードについて、意識を集中してしまうことがしばしばある。
- たまに神経がすり減ってしまい、一人で休む必要がある。
- 社交性に自信がある。
- 敗北や失望に対して恥や怒りを覚えるが、表には出さないようにする。
- 新しい環境で内気さを克服するのに時間はかからない。
- 慣れない社交的な場でもリラックスしている。
- 友達のグループに入っていても、孤独でとても不安になることが多い。
- 自分の表に出していない考えや感情、行動を友人たちに知られたら、彼らはひいてしまうだろう。
- 知らない人と一緒にいると痛いほど自意識過剰になる。
- 慎重にゆっくりと決断する傾向がある。
- 新しいことに飛びつく前に、時間をかけて観察する。
- 思いついたことを真っ先に言うことが多い。
- 人生のこれからのことを計画するのが好き。
- 普段から新しい体験や刺激的な感覚を求めている。
- 何も考えずに感情や衝動で行動することはほとんどない。
行動を起こす前に、すべての選択肢を考え抜くのが好き。
- 一度は何でもやってみようと思う。
- 普段からかなり真剣に物事を考えています。
- 衝動的に行動することが多い。
お疲れ様でした(^^)
次は質問に答えた点数の集計にうつります。
集計して結果発表
集計にうつる前に、以下の質問につけた点数を反転してください。
(1→5、2→4、4→2、5→1)
上記の質問番号の点数を反転したら、次のように合計します。
合計点の判断基準は以下の通りです。
上記の点数をもとに、果たして自分はどのタイプの内向型なのかが判断できます。
点数を反転する質問番号
- 2
- 4
- 7
- 15
- 24
- 26
- 27
- 33
- 35
- 38
- 40
- 質問1~10の合計点=社会系内向型
- 質問11~20の合計点=思考系内向型
- 質問21~30の合計点=不安系内向型
- 質問31~40の合計点=抑制系内向型
4つのタイプの判断基準
- 社会系内向型
- 平均=30点前後
- 一般より低め=24点以下
- 一般より高め=36点以上
- 思考系内向型
- 平均=37点前後
- 一般より低め=30点以下
- 一般より高め=44点以上
- 不安系内向型
- 平均=30点前後
- 一般より低め=22点以下
- 一般より高め=38点以上
- 抑制系内向型
- 平均=32点前後
- 一般より低め=26点以下
- 一般より高め=38点以上

ちなみに私は、
・社会系内向型=42点
・思考系内向型=48点
・不安系内向型=39点
・抑制系内向型=37点
という結果でして、一人で考え事するのが好きで、少しメンタルが不安定な内向型という感じでした。
予想はしてましたが、やはり不安系は少し高めだったので、引き続きメンタルを鍛えるためにも運動を続けていきます。
社会系、思考系はダントツで高かったので、やはり人と会わない今の仕事のスタイルは向いているんだろうなという感じです。
まとめ:4つのタイプ診断をもとに、内向型を活かそう

最後に本記事のまとめです。
本記事のまとめ
- 内向型には、社会系、思考系、不安系、抑制系の4タイプがある
- 診断テストをもとに、4タイプのどれに当てはまるのかを確認
今回の結果を参考に、良いところはさらに伸ばして、内向型を活かした快適な人生を構築していきましょう。
以下の記事では内向型を活かした働き方を解説していますので、興味があればぜひご覧ください。
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»【内向型を活かす働き方の条件3選を解説】
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