内向型と外向型の違いを解説【4つの大きな特徴を比較】
こんなお悩みの方にオススメ

✔インドアが好きな自分は周りと何か違うのでは?という疑問を解消したい

この記事から得られるもの

✔内向型診断テストで自分のタイプを判明
✔内向型人間の割合
✔内向型と外向型を分ける要因
✔内向型と外向型の異なる4つの特徴

今回は内向型に関する本を出版しているスーザン・ケインさんの本を参考に内向型に関してご紹介していきます。

スーザン・ケインさんのTEDカンファレンスでの内向型についての講演は1200万回以上ネットで視聴され、ビル・ゲイツのお気に入りの講演の一つとして紹介されています。

ビル・ゲイツ絶賛のTED講演

内向型診断テスト

まずはあなたが内向型なのか、外向型なのかをざっくりと判別するために下の質問に答えてみてください。

自分に近いと感じるのは、A、Bどちらの性格だろうか?ありのままの自分について、第一印象に従って選ぶことが大切です。

(A)
・物事の中心にいるのが好きだ。
・多様性を好み、単調だと飽きてしまう。
・大勢知り合いがいて、その人たちを友達だと思っている。
・相手が知らない人でも、おしゃべりするのは楽しい。
・活動のあとは高揚し、もっと何かしたいと思う。
・前もって考えなくても、話したり行動したりできる。
・たいてい元気いっぱいだ。
・聞き手になるより話し手になることが多い。

(B)
・自分ひとりか、2、3人の親しい友達とくつろぐほうが好ましい。
・深くつきあっている人だけを友達だと思っている。
・たとえ楽しいことでも、外で何かしたあとは、休息をとる必要がある。
・聞き役になることが多いが、自分にとって重要なテーマについてはたくさん話す。
・無口で冷静に見え、観察するのが好きである。
・話したり行動したりする前に、考えることが多い。
・人前で、または、プレッシャーがかかったときに、頭が空っぽになったことがある。
・せかされるのは好きではない。

内向型を強みにする

(A)よりだと思う方は外向型、(B)よりだと思う方は内向型になります。

私は完全に(B)だったのですが、(B)は私の自己紹介がそのまま載っているのではないか?と思ったくらいピッタリ当てはまってました。笑

ちなみに両方がほどほどに当てはまるという方はバランスのいい両向型になります。

ほどよく外向型と内向型を兼ね備えているという感じです。

内向型の割合

日本の内向型の割合は分かりませんが、アメリカ人の1/3~1/2は内向型だと言われています。

アメリカが有数の外向型の国の一つだとすれば、世界にはもっと内向型の比率が高い国があります。

なので、日本人の特徴を考えると日本も内向型の比率が高い国である可能性も大いにあり得ます。

あの外向型が多そうなアメリカでさえ、人口の1/3~1/2は内向型だと聞くと、その割合に驚きを感じると思いますが、実際には多くの人が外向型のふりをして生活しているのかもしているのかもしれません。

内向型か外向型かを分けるもの

内向型か外向型かを分けるものがあるとすれば、遺伝子なのか?環境なのか?

科学者たちも同じような疑問を持ち、人間の脳を研究し、個人の性格の生物学的期限を発見しようと試みてきました。

発達心理学者のジェローム・ケーガン教授もそうした科学者のひとりです。

彼は子供の感情や認知能力の発達についての以下のような研究をしてきました。

研究内容

録音した声を聞かせたり、色鮮やかなモビールを見せたり、先端をアルコールに浸した綿棒を嗅がせる新しい体験を生後4ヶ月の赤ん坊たちにさせました。

そして、それらの未知の体験に対する赤ん坊たちの反応を観察するというものです。

この未知の体験(刺激)に対する赤ん坊の反応を観察したところ、以下の発見がありました。

発見された3つのグループ

約20%は元気よく泣いて、手足をばたつかせた。
→「高反応」グループ

約40%は静かで落ち着いたままで、時々手足を動かすものの、さほど大きな動きはなかった。
→「低反応」グループ

残りの約40%は「高反応」と「低反応」との中間だった。

この発見をもとにケーガン教授は物静かな10代に成長するのは「高反応」グループの赤ん坊だと予測しました。

その後、赤ん坊たちは2歳、4歳、7歳、11歳の時点でケーガン教授の研究室に呼ばれて、見知らぬ人やはじめて体験する事柄に対する反応をテストされ、以下の結果が出ました。

研究結果

ケーガン教授が予測したとおり、「高反応」の赤ん坊の多くは、思慮深く慎重な性格に成長した。

反対に、「低反応」の赤ん坊は、おおらかで自信家の性格に成長している例が多かった。

つまり、「高反応」は内向的な性格と、「低反応」は外向的な性格と一致する傾向が見られた。

この研究結果から分かる通り、内向型か外向型かを分ける要因は「刺激に対する反応」だということになります。

なぜケーガン教授は刺激に対する反応が内向型、外向型を分ける要因だとわかったのでしょうか?

その答えは脳の仕組みにあるようです。

ケーガン教授はある仮説を立てました。

ケーガン教授が立てた仮説

生まれつき扁桃体が興奮しやすい乳児は外界からの刺激に対して大きく反応し、成長すると、初対面の人間に対して用心深くなるのではないか?

扁桃体:感情脳とも呼ばれる原始的な脳であり、根源的な本能の多くを司っている。

そして、この仮説が上で紹介した研究により立証されたということです。

この研究結果だけ見ると、内向型か外向型かは「遺伝で決まる」と結論づけているようですが、この話にはまだ続きがあります。

ケーガン教授は、「どんな行動にも複数の要因が絡み合っているので、一つの出来事が必ずしも一つの理由から来ているものではない」と言っています。

上で紹介したケーガン教授の研究は内向型か外向型かを識別する生理学的な要因の一つなのですが、それが全てではないということなのです。

つまり、内向型か外向型かを分ける要因は「遺伝と環境のどちらにもある」ということになります。

環境が要因となる例として、健康上の問題が心に影響する場合などは内向的な性格をもたらす可能性があります。

双生児を対象にした遺伝研究では、内向型となるか、もしくは外向型となるかは40%~50%が遺伝によるものだと結果が出ています。

実際、自分が高反応な気質を持っているとして、赤ん坊の時に全ての新しい経験に対して泣き叫ぶような反応をしたか?というと、必ずしもそうではないはずです。

他にも、異国で過ごす最初の数日は慣れないけど、旅行は好きだという内向型人間もいるでしょう。

とはいえ、遺伝の50%というのは大きいですよね。

実際、内向型と外向型の脳の仕組みは異なるという研究もあり、血液が脳内をたどる経路や神経伝達物質も異なります。

内向型と外向型の脳の仕組みについて、以下の記事でさらに深堀りしていますので、ぜひご覧ください。
»【内向型と外向型では脳の仕組みが違う】


内向型と外向型の4つの異なる特徴を紹介

現代の研究では、外向型、内向型に関する万能の定義はないようです。

ただし、内向型と外向型の特徴に関して、科学者たちはいくつかの点で合意に達しているものがありますので、4つにまとめた特徴を以下ご紹介します。

内向型外向型
①刺激低刺激がちょうどいいと感じる
(例:親しい友人とお酒をほどほどに飲む、クロスワードパズルを解く、読書)
高刺激を楽しむ
(例:初対面の人に会う、急斜面でのスキー、ボリュームを上げて音楽を聴く)
②行動・ゆっくりと慎重に行動
・一度にひとつの作業に集中
・誘惑(報酬)に惹かれることは比較的少ない
・すばやく行動
・時には性急に決定をくだす
・一度に複数のことをこなす
・リスクをとる
・報酬を求めるスリルが楽しい
③人付き合い・パーティや仕事の付き合いを楽しむ人もいるが、しばらくすると家でパジャマ姿になりたいと感じる
・限られた親しい友人や、同僚や、家族との関係に全エネルギーを注ぎたいと思っている
・衝突を嫌う
・パーティに活気をもたらす
・ジョークに大声で笑ってくれる
・積極的
・主導的
・仲間を求める
・他人と衝突するのはいとわない
・孤独は大嫌い
④会話・自己表現・しゃべるより聴くほうが好き
・ゆっくり考えてからしゃべる
・会話よりも書くほうがうまく表現できると感じることが多い
・無駄話は苦手
・深い対話を楽しむ
・聴くよりもしゃべるほうが好き
・言葉に詰まることはめったにない
・思ってもいないことを衝動的に口にしてしまう

内向型にスポットライトを当てて、上の4つの特徴をもう少し詳しく解説していきます。

①刺激:低刺激を好む

この特徴は、周囲から入ってくる刺激への感受性が高いため、低刺激を好む傾向があるということです。

HSP(とても敏感な人/とても繊細な人)の70%は内向型だと言われているので、この特徴が挙げられます。

HSPに関する詳しい内容は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
>>「内向型とHSPの特徴と違いについて解説」

②行動:一人での行動を好む

内向型は、集団行動よりも、できれば一人でゆっくりと慎重に行動したいと思うことが多いです。

仕事を例に挙げると、外向型は、オフィスで色んな人とこまめにコミュニケーションをとります。

一方、内向型の多くは、職場では静かに仕事したいと思っています。

これは、内向型が落ち着いた環境で、誰からも邪魔されず、深く集中した状態だと最高の結果が残せるからです。

外向型は、話をしながら考えられる人が多いです。

それに対して内向型は、経験したことや他の人と話したことについて深く考えるため、いったん一人でじっくり考える時間が必要になります。

③人付き合い:狭く深い人間関係を好む

内向型は表面的な付き合いをあまり好まない場合が多いです。

例えば、待ち時間に誰かと他愛のない会話をするのであれば、考え事をするほうが好きだったりします。

ただし、内向型でも自分にとって興味がある話題、意味がある話題であれば、知らない人とでも話すことができます。

これは、内向型が深くて、意味のある会話を好むからです。

知らない人とのおしゃべりは外向型の得意分野なので、内向型はエネルギーを消耗し、すぐに疲れてしまいます。

このため、内向型は外向型ほど友人が多くありません。

しかし、外向型に比べて、内向型の友人の数は少ないかもしれませんが、内向型は思いやりのある友人に恵まれる場合が多いです。

④会話・自己表現:話すより聞くことを好む

上でも少し書きましたが、内向型の多くは意味のある深い会話を好みます。

なので、内向型はただしゃべりたいがために、何でもいいからとりあえず発言することはありません。

内向型が話をする際には、ある程度頭の中で話の構成を作ってから話す場合が多いです。

これはつまり、話し出すまでに多少時間がかかるので、自分が話している時間よりも自然と相手の話を聞いている時間のほうが長くなります。

また、内向型の多くは、大勢の注目を浴びるのが苦手だったりします。

人前で話をするには、徹底的に準備をしないと、落ち着いて話をすることはできませんし、一日に何度も大勢の前で話すこともできないはずです。

人前で話す前には、一人で休み必要がありますし、終わった後でも、ひどく疲れているので、その日のエネルギーはもう残ってないでしょう。

こういう理由から、多くの発言をする外向型に比べ、内向型は話すよりも聴くことを好む傾向にあります。

まとめ

最後に本記事のまとめです。

本記事のまとめ

✔簡易テストでざっくりと内向型、外向型診断。
✔内向型人間の割合は1/2~1/3(アメリカの場合)。日本はもっと多い割合の可能性もある。
✔内向型と外向型を分ける要因は、遺伝と環境の両方。
✔内向型は:
①低刺激がちょうどいいと感じる
②ゆっくりと慎重に行動するのを好み、一度に一つのことに集中する
③限られた人間関係を好む
④しゃべるより聴くほうを好む

内向型100%、外向型0%などというタイプはなく、多くの人は両方の特徴を持ちつつも、どちらかに偏りがあったり、両向型のようにどちらもバランス良く持っている人もいます。

また、どちらか一方が優れているというわけではなく、どちらもお互いが持たない特徴を持ち、それをお互いが発揮することで社会に貢献できるということです。

人生は有限ですし、内向型の特徴を活かせる生き方を学び、実践する方が圧倒的に効率が良くなるはずです。

今回ご紹介した内容をさらに詳しく知りたい場合には、以下の本がオススメです。

✔オススメの本