内向型人間の独特なコミュニケーション方法と感覚とは?

内向型人間は自分自身のことをあまりコミュニケーションが上手くないのではないだろうか?という印象を持っている方がいるかもしれません。
確かに大勢の人が集まる場は苦手だったり、大人数になると喋れなくなることはありますが、1対1でのコミュニケーションには問題ないという方が多いと思います。

ですが、1対1でも毎回上手くコミュニケーションをとれるというわけではなく、
思いがすぐに言葉にならなかったり、
相手に質問をしようと思っても、まず情報を整理してからでないと上手く質問できず、
なんてこともあります。

コミュニケーションには、

  • 会う
  • 電話
  • メッセージやメール

などがありますが、この中でも内向型人間は「メッセージやメール」を好む方が多いと思います。特にメールでのコミュニケーション。


会って対面でのコミュニケーションもあまり得意ではありませんが、必ず会って話さなくてはいけない場合はもちろんあります。妊娠の報告や退職願い、個人的に重要なお知らせなど。


特に1つのことに長時間集中して作業をしたい内向型人間の多くは電話があまり好きではありません。
私も電話があまり得意ではありません。電話の前には準備をしてから電話するようにしています。

一般的に作業の最中に電話が鳴ると、集中力が切れてしまい、また作業に戻るのに多くのエネルギーを必要するので、電話がストレスになるという方は多いと思います。

また、電話を受けると、相手の要件にその時即座に対応しなくてはなりません。とっさの対応が苦手な内向型人間にとっては、これがさらに大きなストレスとなります。

電話では、表情や身振り、手振りが見えない分、声の大きさ、速さ、イントネーションなど、
会って話すより受け取る情報量が少ないので、相手の心情を読みにくく、対応が難しいと思います。

さらに、十分に考えてからの返答できるメールとは違い、電話では相手の質問にすぐに答えを出さなければいけません。



さらに、内向型人間は電話を受けることだけでなく、自分から電話をかけることも苦手です。上に挙げた理由のほかにも、

「今電話をして、相手の邪魔にならないだろうか?」

と考えたり、

「要件があって電話をしたが、相手が別の要件について話しだしたらどう対処しよう…」
「いきなりお客さんから苦情を言われてしまったらどうしよう…」

と不安になってしまったりします。
知っている人に対しての電話でこれだけ考えてしまうのですから、見ず知らずの人に電話をかけるということになってしまったら、内向型人間にとってはもう地獄でしょう。 笑

自分なりのストレスが少ない電話の仕方

電話をかける方が良い場合とは、

  • 何かを手っ取り早く伝えたい
  • 書面にはしたくない微妙なニュアンスを含んだ内容を伝えたい

ということが挙げられると思います。

では内向型人間が電話をかける時の注意点とは?

電話をかける前に話す要件、伝えたいことをノートやメモでまとめておく。話の始め方、終わり方をメモして決めておくのも良いと思います。
留守番電話にメッセージを残したい場合は、あなたの名前、電話をした理由、あなたの電話番号も事前にメモして読み上げるようにすれば、慌ててメッセージを残すようなことにはならないでしょう。

あなたが電話をすることによって相手の邪魔をしてしまうかもしれないと考える場合、先に電話をしたいという旨を相手に伝えるか、相手が電話に出た際に今電話で話してもいいかどうかを確認することも大事ですよね。

また、相手が忙しそうであれば、後で電話すると伝えて一旦切ったほうが良いと思います。なぜなら、相手が忙しそうにしているのが気になってしまい、落ち着いて話せない可能性があるからです。


次に、内向型人間が電話を受ける時の注意点とは?

電話が鳴ってディスプレイに出る相手の名前を確認して、今自分が電話に出たいのかどうかを自問しましょう。
出たくないと思ったら、その時では取らず自分の心の準備が整ったら折り返しましょう。

もしくは、「只今電話が出来ない状態なので、後ほど折り返します。先に要件を教えていただけますでしょうか?」とメッセージで伝えれば、何の要件で相手が電話をしてきたのかを確認することができます。
要件だけでも聞くことが出来たら、準備をして電話での折り返し、もしくはメッセージ、メールでの回答ができると思います。

電話に出ると決めた場合、長時間の電話にならないような方法を考えておきましょう。
例えば、「今忙しいので、5分なら電話での対応が可能ですが…」と先に伝えておくなど、時間があまりないことを伝えるなどできます。

電話の切り際にも、「これから予定がありますので、一旦失礼いたします」などと伝えましょう。今、自分がやりたいことを優先するのもあなたの予定のうちですので、電話を切ることに対して遠慮することはありません。

内向型人間にとっては安心できるメールというコミュニケーションツール

内向型人間は電話よりメールを好みます。
その理由として、内向型人間の強みである書くことが得意という特徴を活かすことができるからだと思います。

書くことに時間がかかったとしても、
電話で伝えるより要点をうまくまとめることができ、その方が正確に伝わると思いますし、
なにより直接話をするほどエネルギーを消費しないので、ストレスが少ないという理由もあります。

つまりメールは、内向型人間の誰にも邪魔をされず一人で仕事したいという要求を満たしつつ、自分の好きな時に他人とのコミュニケーションを取れることを可能にする手段ということです。

メールでのコミュニケーションは有効だが諸刃の剣

電話に比べれば、メールでのコミュニケーションは内向型人間にとって、安心できるコミュニケーション方法です。実際に上で述べたような利点があります。

内向型人間の多くは、自分以外の人間もメールは慎重にコミュニケーションをとるツールだと思っているかもしれませんが、実際多くの人(特に外向型人間)はそこまで慎重にメールを書いていないということもあります。

外向型人間はあまり深く考えず、メールを書いたらすぐ送信していると思いますし、
メールも手紙のように形式張った表現は使わず、会話のような表現に近いはずです。

ですので、必然的に外向型人間のメールでの返答は速く、会話に近い形式になります。
内向型人間がメールを書くのに慎重になりすぎると、返信が遅くなる怖れがありますので、
返答を待っている相手から催促されたり、
メールは無事届いているのかな?と不安を煽ってしまうことになります。


会話によるコミュニケーションには、実際に声を伝えることができる、という長所があります。
私たちは会話をしている時に、声の大きさ、トーン、速度などから言葉以外の情報も受け取ることができます。特に、

「要件がどれほど緊急なのか」
「内容が相手にとってどれほど真剣なのか」

を判断することができます。
相手と直接会って話す場合は、相手の表情、仕草、態度からもより多くの情報を読み取ることができます。

ですが、メールではこういった文字以外の情報を読み取ることができません。絵文字や顔文字を入れても、多少伝わるかもしれませんが、実際に会ったり、電話でのコミュニケーションほど伝わりません。



文章好きの内向型人間だからこその特徴の一つとして、

「必要以上に文章から感情を読み取ろうとしてしまう」

というものがあります。

なので、相手からそっけない返事が来ると、軽く拒絶されたように、または避けられたように感じてしまったりします。

ですが、そもそも内向型人間が書いた時に抱いたような感情を相手の返事に求めることはできないのです。
相手は会話と同じ感覚で、あまり文章にこだわらず、手速くメールを送っているだけなのですから。

それでも内向型人間にとってメールは有効なコミュニケーション方法であるのには変わりありません。相手や内容がメールに適しているのであれば、活用すべきだと思います。


人とのコミュニケーションはもちろん大事です。
ですが、自分のやりたいことに対する時間を割いてまで「いつでも連絡が取れる人」になる必要はないと思います。

もちろん相手にとってはいつでも連絡が取れる人のほうが仕事がしやすいのかもしれませんが、それだと他人軸で生活をすることになってしまいます。

最優先すべきは、あなたが本当にしたいことです。電話やメールのチェック、返答には時間を決めて行うようにすると、ストレスも減りますし、自分の時間もちゃんと確保できると思います。