英語を勉強する6つのメリットを紹介【科学的な根拠あり】
こんなお悩みをお持ちの方にオススメ

✔英語を勉強したほうがいいと聞くけど、「海外旅行の時に役に立つ」「海外での仕事に約立つ」とか以外に他にどんなメリットがあるのか分からない…

本記事から得られるメリット

✔英語を勉強する6つの具体的なメリットを理解

今回は英語(外国語)を勉強する6つのメリットを科学的な根拠をもとに紹介していきます。

この記事に頻出するワードの紹介

・バイリンガル:二ヶ国語話す人
・モノリンガル:一カ国話す人

メリット1:脳が発達する

外国語の学習と脳の発達に関する研究」からのご紹介。

研究内容とその結果

通訳者を対象に3ヶ月間の集中的な言語学習の前後での海馬の皮質厚と体積を調べました。

その結果として、通訳者の海馬の皮質厚と体積が増加していたことが分かりました。

3ヶ月間だけの外国語学習により、記憶に関わる脳の領域の海馬がよく発達したということになります。

メリット2:アルツハイマー病の発症を遅らせる

アルツハイマー病とバイリンガルの関係に関する研究」からのご紹介。

研究内容とその結果

アルツハイマー病と診断された211名の患者さん(102名のバイリンガル、109名のモノリンガル)からデータをもとに調べました。
データには、患者さんの認知機能障害が発症した時の年齢、職業歴、学歴、英語と他言語の流暢さを含む言語歴が含まれています。

結果として、バイリンガル群はモノリンガル群に比べてアルツハイマー病の診断が4.3年遅れ、症状の発現が5.1年遅れていることが分かりました。

認知レベルと職業レベルは同等であり、移民の有無による影響は明らかではなく、モノリンガル群のほうが正式な教育を受けており、性別での違いは見られなかったとのこと。

つまり、言語以外の要素ではそんなに違いが確認されなかったので、バイリンガルであること(外国語を習得していること)がアルツハイマー病の発症に対する予防になると、この研究では結論づけられています。

メリット3:ワーキングメモリを高める

モノリンガルとバイリンガルの子供のワーキングメモリの発達に関する研究」からのご紹介。

ワーキングメモリとは、必要な情報を一時的に保ち、処理する能力のことです。

研究内容とその結果

モノリンガルとバイリンガルの子供たちのパフォーマンスを比較した2つの研究を実施。
1つ目の研究は、56名の5歳児を対象に、複数のルールに基づく条件を比較し、問題解決のタスクを行いました。
2つ目の研究は、125人の5歳、7歳児を対象に、複数または逐次的に項目を提示して実行機能を計測する課題を行いました。

2つの研究から分かったこと:
1つ目の研究では、バイリンガルの子供たちは、すべての条件においてモノリンガルの子供たちよりも速く、より正確に反応し、実行機能の面で優位性があることが確認されました。
2つ目の研究では、バイリンガルの子供たちのほうがモノリンガルの子供たちよりも全体的に優れており、より難しい実行機能を求められる条件では、言語による優劣の差が大きくなっていた。

つまり、外国語を習得することで、より優れたワーキングメモリを得ることが可能だということが確認されました。

メリット4:マルチタスクに強くなる

バイリンガルの加齢に伴う認知制御能力を調べた研究」からのご紹介。

研究内容とその結果

知覚課題の切り替え(タスクのスイッチング)に関する2つの実験を実施。1つ目の実験に高齢者が30名、2つ目の実験に若年者と高齢者が合わせて80名に参加してもらいました。
※マルチタスクとは、同時に複数の作業をしているわけではなく、一つひとつのタスクの切り替えを頻繁に行っているだけのこと。

この2つの実験で、バイリンガルはモノリンガルに比べてあるタスクから別のタスクへの切り替えを行う能力が高いということが分かりました。

この研究では、バイリンガルであることは、加齢による認知制御能力の低下を防ぐ可能性があることが確認され、バイリンガルは認知的な柔軟性が高く、予期せぬ状況にも適応しやすいということも確認されました。

メリット5:注意力の向上

バイリンガルであることが認知的、言語的処理能力に与える影響についての研究」からのご紹介。

研究結果

バイリンガルは注意力をより上手にコントロールでき、より上手く気が散ることを防げることが分かりました。

メリット6:新しい世界の見え方

異なる言語による色の認知に関する研究」からのご紹介。

研究内容とその結果

日英のバイリンガルにおける色に対する認知処理を調べた。具体的には、日英バイリンガルの青と水色に対する感受性を調べました。

研究の結果、英語を頻繁に使用するバイリンガルは、日本語を頻繁に使用するバイリンガルに比べて、青と水色を区別する能力が低いことが分かりました。

これは、英語には水色に相当する単語がないので、青色に対する知覚に違いが出ており、理解できる概念の違いが世界の見え方に影響を与えているということになります。

まとめ

最後に本記事のまとめです。

【英語を勉強する6つのメリット】

メリット1:脳が発達する
メリット2:アルツハイマー病の発症を遅らせる
メリット3:ワーキングメモリを高める
メリット4:マルチタスクに強くなる
メリット5:注意力の向上
メリット6:新しい世界の見え方

今回ご紹介した英語を勉強するメリットは、スキルとして英語を身につけるメリットというよりは、もっと人間の機能的な能力の向上につながることが分かっていただけたかと思います。

これはRPGでいうと、キャラの基礎能力という感じですね。

強いスキルや装備を身に着けたとしても、基礎能力が弱いキャラと強いキャラでは差は歴然であるように、現実でも基礎能力の向上は欠かせない要素だと思います。